アトリエ交換日記

アトリエ交換日記 第16話

こんにちは!山本真実江です。
久しぶりの投稿です!個展も無事搬出を終えて、ほっこりしております!

ひかりちゃんの草刈りの話ですが、私も祖父の家にいた時、柳や桜の落ち葉を毎日掃かないといけなくて大変だった記憶が蘇ってきました。でも、そのおかげでご近所さんと仲良くなったり、お隣さんが外を掃く音で時間がわかったりして、楽しかった事も沢山ありました。
また、めぐさんの生活の中でのルールの話、めちゃくちゃ面白くて一気に読んでしまいました。私は、Gが怖すぎて見つけると動けなくなるのですが、それ以外の虫とは共存できるタイプです。でも、多すぎるナメクジは倒します!
ゆずぽんさんの学生の頃の作品は、記憶に残っていて懐かしい気持ちになりました。作品の中にある抽象的な美しい風景や色彩にいつも自分にはないものを感じておりました。生まれ育った場所が、知らぬ間に自分に与えている影響って無意識だけど感じることが多く、興味深く読ませて頂きました。

ではでは、アトリエ交換日記16話ということで、今回は、2月の個展で発表した作品について少し書きたいと思います。

2020年は、実家の立て直しとコロナが重なった事により、自分の身の周りの環境だけではなく、社会全体が大きく変化した時でもありました。去年の2月頃、漠然とした大きな二つの変化の中で、これまで私は、物語性の強い作品を作ってきたのですが、この機会に自分の制作を一度見直そうと思いました。社会の動きも停滞して、引越しもひと段落して、その隙間で自分の制作について考える時間ができたという事もあります。

ある時、撮りためた写真を見ながら、ふと、風景画はどうか、と思い立ち、自分の過ごした場所を記録する事、今在るものや、無くなったものを残す、という方法で作品を作る事にしました。また、物語性を意識せずに、どんな作品が作れるのか試してみたかったというのもありました。

今回の展示での小作品は、以前のIFUJI GALLERYでのWEB展示その7で説明しているので、「私の窓」と「祖父の鏡」の2作品についてお話しします。

「私の窓」

これは、前の家の私の部屋から見えていた景色です。

↑自分の部屋からみた景色

裏表で季節を変わります。
360度で描くことができるのは、壺の良いところです。

朝方の少しだけ明るくなった時間に、私の顔にちょうど朝日が当たっていつも眩しくて、暗いところから少し明るくなるような時間の記憶を彫り込んでいます。

私は、夜型なので少し暗いめの景色の方が印象に残ってのかもしれません。家が解体される前に収めていたいくつかの写真を見返しながら、記憶に残る風景を描いた作品です。

「祖父の鏡」

この作品は、亡くなった祖父の家が空き家だったので、家の建て直しの間そこに仮住まいしていました。その時の書斎から見えていた景色です。去年の緊急事態宣言の出た頃、書斎で本を読んだり、調べ物をしたりして過ごしていました。川沿いの家なので、大きな柳や桜の木の隙間から鴨や鷺の姿が見えたりして、とても好きな景色でした。

祖父は、趣味で絵を描いていて、部屋には好きな画家の絵が飾ってあって、アール・デコ調の家具もたくさんありました。

この作品の形は、その家具の中の一つで、楕円の木の鏡の形をとって、内側に景色を彫り込んでいます。いい形だな、といつも思って見ていたので、八ヶ月ほど過ごしたこの家での大事な記憶として作品にしました。

自分の中だけで形を作るのではなく、すでにあるものから形を借りて作るプロセスが今の自分にしっくりきていて、少し続けてみようかな、と思っています。
簡単ではありますが、今回の個展の作品について少し書かせていただきました。
次は、去年からハマってる筋トレについてでも書こうかな、と思っています。

ではでは、次は幸山ひかりちゃんです!

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