こんにちは!
第10話担当は幸山です~!
とっても寒い毎日ですが、皆さんはいかがお過ごしですか??
私のアトリエでは、先日、暖房の室外機からガンガラガンガラ!!…みたいなすごい音がしだして、ついには暖房が止まってしまいました。こんな寒い時期に蛇でも絡まってるんかな!?と思って業者の方に見てもらったら、底と内側からすごい量の氷が出てきました。寒い所だとこんなふうになるんか…とびっくりした日でした。

さて話は変わりまして、めぐさん、ゆずさん、まみえさんの日記読みました!作品に落とし込むまでの入力のお話がとても興味深かったです。なぜカメラを使うのか、なぜそのものを作品にしようとするのかといったことがそれぞれ書かれた文章から読み取れて、とても熱くなりました。
なので、私も今日は写生の話をしようと思います。
私にとっての写生は、その名の通り「“生”を自分の中に写す」行為です。私はモチーフとして花を描くことが多いですが、普遍の理で、生きているものはやがて死に、もう触れることがかなわなくなります。私にとって、生き物を前にして行う写生は目の前にある命の「今」の姿をよくみて描くことで体の中に感覚として残そうとしているのかなって最近は思います。例えば、ご飯を食べれば「美味しい!」って体になっていくし、大好きな人とハグをすれば「あったかい」と体に残るとふうな自然な感じで行えるのが理想だなぁと。

私が行う写生行為は、最近二つに分けていて、一つ目が実際に現物を目にして描く現物写生(墨で描く)と、その現物写生を基に自分の中のイメージを重ねて脳内にある花を描いた脳内写生(朱で描く)です。(最近はざっくりこんな呼び方で分けてます。)
これまで、写生は、表に出さずあくまでも日本画作品を作るうえで自分の大切なプロセスの一環、という感じだったのですが、このところその行為自体に焦点を当てた朱線画(脳内写生)の作品を発表しています。結構自分にとっては一番生っぽい行為だよな~と思うようになったからです。
ゆずさんが記事の中で触れてくださった清須市はるひ美術館での展示での作品「まんまんちゃんあん」シリーズは、そんな作品として初めて発表した朱線画の作品であり、私の中では本画と同等の位置づけにあって、これからも描き続けたいシリーズです。


また、本画で花を描くとき、私は写生をそのままの構図として写したり転写したりするわけではないので、画面の中にその花を咲かせるには、花をよくみて聴いて知ることが大事だと思ってます。
これから、もっと写生画や朱線画の作品も発表していく予定なので、その時は是非現物を見てみてください!
そういえば、全然関係ないのですが、私苔も好きでして、ときめいた小さい草とか苔の写真アカウントを持ってます。同じく苔ラブな方は可愛い写真撮ってるので是非チェックしてみてください!^^

次はめぐさんです!
どうか皆様お体に十分にお気をつけてお過ごしくださいね!
コメント